しょうのう舟

先日、しょうのう舟のおもちゃを見つけました。
 
しょうのう舟には、こんな思い出があります。
何十年前になるのでしょうか、まだ自分が小さな子供の頃に父親と兄の三人で下諏訪町の親戚の家に行きました。
そのお宅は詩・小説を書いていて土田耕平さんとつながりがあるお宅でした。
 
街はお祭りで混雑しています。
父、兄とはぐれないように必死で人ごみの中を歩いていると、たらいの中に水を張って、セルロイドの小さな舟を浮かべている露店がありました。
セルロイドで舟の形に切っただけのものが、水に浮かべるとスイスイと動きます。
 
「しょうのう舟だよ」「樟脳でなくても石鹸でも動くよ」と父は言い、先に行ってしまいました。
何故動くのか不思議で興味があったのですが、何故か買ってと言い出せずに人ごみの中を父についていったことが記憶に残っています。
 
その後少し大きくなってから表面張力が関係していることを知りましたが、昔の玩具であって見かけることはありませんでした。
久しぶりにしょうのう舟と出会い、嬉しくなり買ってしきました。
 
たらいに水を張って、しょうのうを舟に付けて水に浮かべると、ミズスマシのようにスイスイと動きます。
何十年も前の子供の頃の夢がかなった瞬間です。
でも近くでみていた幼子は「ふーん」といった感じで特に大きな感心し示しませんでした。
 
しょうのうの塊が大きくても巧く動かず、船の大きさに合わせた小さな塊の方が良く動く等、単純ですがなかなか奥の深い玩具でした。
 
 
 
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りょうちゃん について

"これまでのものを大切にしつつ、新しいものに挑戦"  、 空を飛ぶこと 海に潜ることが大好きです。
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