本日は、私たち琥流朗誦会の詩吟の大会が市ヶ谷で開かれます。
初級から奥伝・成士までの皆さんの昇段審査と会員の皆さんの発表吟があります。
今回私は 「山吹の里」 に短歌を組み合わせた吟を予定してします。
太田道灌がまだ若武者の頃で野山を走り回っていた時に雨に遭い、蓑を借りようと貧しい家を訪れました。
その家の娘は無言で一枝の山吹の花を差し出しましたが、太田道灌は娘のとった行動の意味が分からず帰城しました。
それは古歌
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つ なきぞかなしき」
の歌をもって、恥ずかしながら蓑がありません、との意味であることをのちに知り、太田道灌は自分の勉強の足りなさを認識し、歌人として勉強を重ねた、との話しに基ずく詩が幾つかあります。
今回はその中から明治時代の国文学者である角光嘯堂の詩を選びました。
昨夜からの雨があがることを祈りつつ、これから行ってきます。
右をクリックすると詩と短歌が出てきます→山吹の里
短歌のことはわかりませんが俳句的には里に小雨のよりも里に小雨やで切ると情景が広がる感じがします、あくまでも素人感ですが。
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中久木さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうですね。そこが迷うところです。
俳人と歌人が一緒のパーティにいると、スパッと切れの良い(男っぽい)話し方の人がいるところが俳人の席で、言葉が長い会話をしているのが歌人の席だと、見ておおよそ見当がつく、なんていう冗談が言われています。
切れとつなぎが大きな課題でいつも悩みます。
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