日本経緯度原点に行って

このところ時間が取れなくて三角点巡りから遠ざかっていました。
また、都心部ではビルの屋上にあったり、公的な施設の敷地内にあったりするため、近くまで行っても現物を目視できないこともありました。

港区麻布台二丁目に、日本経緯度原点という日本の測量の原点になる場所があることを以前より地図で確認していました。
近くの狸穴にロシア大使館があり、原点の近くはアフガニスタン大使館があります。
ロシア大使館は以前のソ連大使館の時代から多数の機動隊員が警備して物々しい雰囲気があり、これまで敬遠していました。
最近は近くを通っても以前ほどの威圧感を受けないため、先日その近くまで行ったときに大使館敷地脇の道路から目的の場所に進んでみました。

測量法の施行令に定められている「東京都港区麻布台二丁目18番1地」は日本測地座標系原点として、更に日本の天文測量が始まった地として確保されていました。
その中に「経緯度原点金属標」があり、その「十字の交点」が日本経緯度原点になります。

説明板等によると、明治25年に東京天文台の子午環(特殊望遠鏡)の中心部を原点として定めたのですが、大正12年の関東大震災で壊れ、金属標を設置したとのことです。

そして驚いたのは、関東大震災と平成23年の東日本大震災での地殻変動で座標は同じ場所にありますが土地そのものが動き、東経・北緯の変動があったと説明されていたことです。

東日本大震災の際は関東地方も恐怖を感じるほど揺れましたが、揺れが収まった後は元の状態に戻ったと感じていました。
しかし日本列島そのものがズレていたのですね。
日本経緯度原点が27cm東に移動したので、原点の位置表示を変えたとのことです。

地球の大陸・列島が動くものとは長い歴史の中で言われていることと思っていましたが、不動の大地ではなくて現在も動くものであると知り、歴史の中の一部にいる現在と感じました。

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りょうちゃん について

"これまでのものを大切にしつつ、新しいものに挑戦"  、 空を飛ぶこと 海に潜ることが大好きです。
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日本経緯度原点に行って への2件のフィードバック

  1. こんばんは

    日本経緯度原点…
     なるほど そういうのが有るのですね。
    よくお調べになりましたね。
    私のほうの三角点は山に登った時に山名表示と
    一緒に撮ることくらいにしてます。
    しかし、出かける前に確認はしておるのですが、
    山頂に行って景色に見惚れ、時折り忘れて下山して
    しまうことがあります。
    しかし、りょうちゃんさんは 継続は力なり のお手本ですね。
    何事も成功させられて。

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    • 奥武蔵の山人さん
      こんにちは。
      私も最初に富士山頂に登った時は三角点を目視せずに下山しました。
      降りてから思い出して地図で調べたところ、自分が立っていたその場所にあったことを知り、次の機会に先ずその写真を撮りました。
      山頂の美しさに三角点のことを忘れてしまうのも、それはそれで良いのではないでしょうか。
      山頂で感じることができたことが大事なことだと、私も最近は思うようになりました。

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