強い雨寸前の着地

台風が一先ず去った後の本日は厳しい夏日となりました。
前日までの予報では雨も残る曇り空の天気予報でした。
今朝起きてみると強い陽射しの晴れです。
急いで天気予報と風の情報をサーチしても晴天に南風3m前後とフライトには最適の予報に変わっています。

急いでエリアに行くと、同じように朝の予報で急きょ駆けつけた人がたくさんいて、私の後からも続々と集まってきます。

山頂まで送るシャトルも何回も往復しようやく全員が上がりました。
シャトル運転を終えて私が到着した時には多くの皆さんがテイクオフ済みです。
雨が続いたため大地に浸みこんでいる水分が多くて、太陽の強い光で気温は上がりますが蒸し暑い重い空気です。

フライトしている方々も上がったりり下がったりで安定していませんが、上昇風にタイミングを合わせることが出来た方は大きく上げて陣見山の往復もしています。

13時15分 南風2mでテイクオフ。
いきなり下がり、テイクオフを見上げる位置です。
弱い斜面の吹き上げる風でそれより下がらないようにしながらフライトを続けるうちに、弱いサーマル(上昇風)を何回も使い10分以上かけてトップアウト(山頂より高い位置)に上がりました。

その後も気を抜けばすぐに下がる条件の中、サーマルを捉まえて海抜900mまでは上がりますが持続しません。

しばらく飛んでいると西の方から黒い雲が張りだしてきます。
地表が雲で日陰に入り始め、皆さん順次降下して行きます。
私は本日最終にテイクオフしたので、もう少しは飛びたいと思いますが、雲の張り出し速度が早いので、ランディングに向かいました。

幸いにも雲による吸い上げ効果がまだ出る前でしたので、比較的順調に降下し、新ランディング着地、55分のフライトでした。

自分が最終着地者ですので急いで機材をたたみ、皆さん待っている自動車に乗り込みました。
その自動車が動きだして間もなく、フロントガラスにポツと雨が当たったと思った直後に、スコールのような激しい雨が降りだしました。

クラブハウスのある地区に戻り、シャトルから自分の車に機材を移し代える数分間で全身がずぶ濡れになるほどの激しい雨が40分間続きました。

フライト時間が10分長ければ、上空でこの雨に遭遇した恐れがあります。
そうなれば、キャノピーが濡れて失速の恐れがあるほどの強い雨でした。
幸い、フライヤー全員が着地した直後の激しい雨に、皆さん全身ずぶ濡れになりながらも笑顔の撤収でした。

 

カラフルな機体が次々にテイクオフして行きます。

りょうちゃん について

"これまでのものを大切にしつつ、新しいものに挑戦"  、 空を飛ぶこと 海に潜ることが大好きです。
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強い雨寸前の着地 への4件のフィードバック

  1. saganhama より:

    こんばんは(^^)
    秩父地方大雨洪水注意報が出てましたね。皆さん無事なランディングが出来て何よりでした。

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    • saganhama さん
      こんにちは。
      ありがとうございます。

      雨の予報が18時頃となっていましたので、安心して13時過ぎに飛び出しました。
      フライトが安定して気が付くと、西の山の方から黒い雲が移動して来ていました。
      まだ予報時間より早いと思いましたが、徐々に近づく気配があり急いで着地して、かろうじてセーフでした。
      自然は予報通りには行かない。常に監視しつつ行動しなければと実感しました。

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  2. aquacompass7 より:

    ビデオを見ました、爽快ですね。二人でも楽々飛ぶのが不思議な気がします。

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  3. aquacompass7 さん
    こんにちは。
    空気の上昇する力、風の力には飛んでいながらも驚いています。
    翼形の空気の流れにより浮力が出来ることに気がつた先人のおかげで、我々が楽しんだり、飛行機で世界の人々が当たり前に交流で来ています。
    進歩の歴史は大きなものですね。

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