OBによる漢詩を楽しむ会

同じ会社に勤めていたOBの中で漢詩・詩吟に興味がある人たちが集まる「漢詩を楽しむ会」がありました。
一年間に3回~4回のペースで開催しています。
今回は愛吼流、吟道紫水会、琥流朗誦会の三つの流派の人が参加しました。
会社を引退後も、第二・第三の仕事、詩吟の会、他の趣味の会、地域活動等、皆さん多忙な日々の中での会合です。

1.発表吟
�TUさん  
 絶句  静夜思 (李白)

�MTさん 
 絶句  述懐 (頼山陽)

�AZさん
 絶句 辞世 (吉田松陰)

�STさん
 絶句 熊本城 と組み合わせた歌謡吟詠 (原雨城)

�SNさん
 俳句 「名月や 雪のようなる 蕎麦の花」 (小林一茶)
 絶句 村夜  (白楽天)

�HSさん
  絶句 富士山  (室鳩巣)

�TKさん
 絶句 愁思 (許渾)
 
日頃から練習を重ねている皆さんの吟は、流派が異なっていても、詩の意味、吟のすばらしさが心に浸み込んできます。

2.漢詩を楽しむ時間
この時間は、毎回、参加者の方々がご自分で選んだ漢詩の説明していただく時間を設けるのです。
皆さんからの説明概要です。

�TUさん
 「芭蕉 おくのほそ道(萩原恭男注)」をはじめとして調べたものの内からの一考について説明がありました。
「松島や ああ松島や 松島や」の俳句は、おくのほそ道の旅で松島に感動し芭蕉がその場で作ったと言われているが、おくのほそ道の記録の中には見当たらなかったとの説明が資料をもとにありました。

�MTさん  
 先程吟じた、「述懐」の詩についての説明と作者である「頼山陽」の生い立ち、成人してからの活躍ぶりについて、自分で調べて来た内容の説明がありました。
頼山陽は有名人で、いろいろな書物で取り上げられているため、聴いているメンバーからも活発に意見が出ました。

�STさん  
  吟じられた熊本城が現在のお城となる前の室町時代から戦国時代にいたる間に作られていた3つの城を含む熊本城の歴史、熊本城の建物全容についての説明がありました。

�AZさん  
  「辞世」の作者吉田松陰と、その吉田松陰が処刑前に詠んだ和歌である
「親思う 心に勝る 親心 きょうの訪れ 何ときくらん」 についての説明がありました。

�SNさん  
 白楽天の「村夜」の詩の説明とその詩から広がる村里の秋の夜景にと詩の展開についての声明がありました。更に先程吟じた俳句に加えて、「蕪村」の俳句 
「ふるさとや 酒は悪しくと そばの花」についての説明がありました。

�HSさん  
 室鳩巣の「富士山」の詩の説明に続き、柴野栗山の「富士山を詠ず」の詩の説明と二人の作者の共通点である江戸時代の朱子学についての説明がありました。

�TKさん  
 許潭「愁思」の詩の説明、作者の説明に加えて、秋を感じる心が東西を問わずあることに触れ、「秋の日のヴィオリンのためいきの 身にしみてひたぶるにうら悲し 〜 」の詩についての説明がありました。

皆さんの説明とそれを受けて参加者の方からの新たな知識の披露があり充実した時間を過ごすことが出来ました。
その後は場所を変えて、懇親会です。
先日、奥伝試験に合格した吾妻さんのお祝いと、お互いに詩論等を展開して楽しみました。

写真は、その時に配られた富士山の頂上のご来光と遠景そして説明文の一部です。

富士山 室鳩巣

富士山を詠ず 柴野栗山

愁思 許渾 

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りょうちゃん について

"これまでのものを大切にしつつ、新しいものに挑戦"  、 空を飛ぶこと 海に潜ることが大好きです。
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OBによる漢詩を楽しむ会 への4件のフィードバック

  1. wakasahs15th より:

    お早うございます(^^♪
    OBの皆さん!頑張っておられますね。詩吟や漢詩は私の苦手な世界ですが、それだけに皆さんが羨ましいです。写真も素晴らしいです(^_-)-☆

    いいね: 1人

    • wakasahs15th さん
      こんにちは。
      学生時代は私も漢詩は好きではありませんでした。
      詩吟を練習し詩の意味が分かるようになってからは苦手意識が薄れ、新しいものを知る喜びと重なって親しんでいます。
      作者が現存していないので、この詩が作られた時代はどうだったのだろうか、作者はどんな人物だったのか、等々を想像し調べることにより、頭の中の世界の広がりを楽しんでいます。

      いいね: 1人

  2. saganhama より:

    こんにちは(^^)
    私は漢詩や詩吟にはうとい存在なので、OBの皆さんの頑張りには頭が下がります。皆さんと同じ事は出来ないので、自分の出来る事で頑張るしかないですね。

    遠景の富士山は加治丘陵から見た風景だと思いますが? 今年の冬にはこの眺めを見に行きたいと思ってます。

    先日、栃木県から帰宅する途中、空は曇っていたのに東北道、圏央道を走行してる間、富士山がくっきりと見えてました。何度もドライブしてるコースですがこの様な事は初めてでした!!

    いいね: 1人

    • saganhamaさん
      こんにちは。
      参加されている皆さん殆どが中高年になってから詩吟の練習を始めた方々です。
      吟の練習の中で詩の意味を知り、その背景、人物に興味を持つようになり楽しみながら調べています。
      学校の勉強と異なり、興味のあることを調べることは苦労ではなくて喜びとなっています。

      東北道からの富士山の姿はこれまで見たことがありません。次回走る時は意識しようと思います。
      圏央道、中央道からの富士山スポットは好きで、車を停められたら良いが無理だなあと毎回思っています。

      いいね: 1人

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