加治丘陵の晩秋

12月に入って寒いと思っていたら、関東地方南部でもあちこちから初雪の情報が流れています。
加治丘陵の紅葉・黄葉も最終期をむかえています。


山道を歩いていると、枯れ葉がひっきりなしに舞い落ちてきます。
人の訪れることの少ない林の中の二等三角点がある阿須山頂も黄葉に囲まれていました。
丘陵から望む富士山はすっかり雪化粧をしています。

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高尾山

11月の最終日に高尾山に行きました。昨年の秋に行った以来、一年ぶりの高尾山です。
今回は同行の方が自動車で行くことを提案されたので、初めて我が家の近くから高速道路を使いました。
通常は電車を乗り継いで行くため、登山口に着くまでに2時間ほどかかりますが、車では40分ほどで高尾山口まで着きます。紅葉シーズンのため駐車場に入るために少し時間がかかりましたが、それでも9時前には登山を始めました。
先日の豪雨と台風で登山道にも被害が出たと聞いていましたが、多くの人が通る一号路はすでに回復していています。


紅葉はすでにピークを過ぎてしまっている木が多いように見えますが、まだ緑色の葉をたくさんつけている木もあり、今年は木によって紅葉の進み具合がずいぶん異なっているように見えます。
時間が早いので紅葉シーズンにしては大きな混雑はなくて、2時間弱で山頂に到着しました。
10年ほど続けて高尾山に登っていますが、山頂からの富士山の姿がきれいに見えたのは今年が初めてのような気がします。

紅葉の木の下で早目の昼食をとり、しばらく景色を楽しんだ後に下山を開始しました。
階段、急坂の多い稲荷山コースを下り始めると、次々にたくさんの人たちが登ってきます。
外国のツアーの方々、日本人の団体、家族連れがコースとしては厳しい稲荷山コースを登っています。このコースを下山に使うようになって何年にもなりますが、道を譲りあうのに時間がかかるほどのたくさんの人々とすれ違うのは初めてです。
台風直後にメインの1号路の崖崩れの報道があったので、それを避けてこちらのコースを皆さんが選んでいるのかな?
それとも高尾山としては山登りの感じが味わえるのでこのコースを選んでいるのかな? 
等々 いろいろ想像しながら歩きました。

直前の日まで雨降りであったため滑りやすい道でしたが、紅葉を楽しむことができた秋の一日でした。

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雨の中

今年は本当に雨の日が多いですね。
勤労感謝の日の前後も4日ほど雨の日が続きました。途中に小雨か曇り空の時間もありましたので傘をさし、長靴を履いて加治丘陵を歩きました。
白く靄った林の道は歩く人がほとんどなくて静かです。
そのような中で、ニホンカモシカらしい姿を木々の間で見かけました。私の存在を意識していないのか、急いで逃げる気配もなくて少し離れた斜面の木々の中を歩いています。
ザックからカメラを取り出しているうちに姿が見えなくなってしまいました。
今年の夏にも見かけたことがあり、一頭だけですが行動範囲になっているのかなと思いました。

紅葉がだいぶ進んでいます。
丘陵の大きな広場の一角にある、生きものふれあい広場は草紅葉がきれいに染まっています。


ムラサキシキブは輝くようなムラサキの実をつけています。

まだまだ緑の葉も多い林の中で、雨に濡れた紅葉が光って見えます。

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秋が進んで

毎日が時間刻みのような生活をしていると、驚くほどの速さで季節が進んでいます。
晩秋から初冬、時によっては真冬の寒さを感じる日がある反面、季節が一月以上もさかのぼる暑い日もあって、日々の中で季節感覚が混乱しています。

それでも暦の進みにつれて、景色、植物が変化して、あー11月も半ば過ぎなのだと、あらためて感じることがあります。

加治丘陵の展望台からは富士山の姿を見ることができる日が多くなりました。
日によって綺麗にその姿を現しているときと、白い雲(靄)と同化しておぼろげな姿の時と変化がありますが、ほとんど見えなかった夏に比べると週に1~2回以上のペースで見えるようになりました。
  左側の写真が10月26日          右側の写真が11月16日 


丘陵の広場の脇ではセンブリの花が咲いています。
開花時期は8月~11月と図鑑に書いてありますが、加治丘陵では少し寒くなってくる11月に咲きます。
今年は度重なる豪雨で毎年咲いている斜面の土が一部流れました。この秋はどこで花を咲かせるのだろうかと気にしていましたが、ほとんど例年と変わらない場所で咲いてくれました。
このところ急に寒さが増してきましたので、すべての蕾が咲き終えるのだろうかと、丘陵に行く度にのぞき込んでいます。

クサギの実は色をブルーにしています。
今年は気温の変化についていけずに不作の年なのか、実の数が少ないです。毎年秋の輝く実として楽しみにあちこちで見ていましたが、今シーズンは探しながら見ています。


マユミの実は例年と変わらない明るい赤色で秋の空に伸びています。

まもなく本格的な寒さの冬ですね。

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清掃とフライト

パラグライダーのランディング場がある長瀞町の市民清掃日がありました。
私たちのクラブもそのようなイベントの場合は住民としてカウントされていますので、クラブのメンバーは清掃に参加します。
9時に現地集合、私たちの受け持ち地区は、旧ランディング場がある地区の山道です。
エンジン付きの草刈り機、鋤簾、スコップ、のこぎり、鎌、竹ぼうき、大きな塵取り 等々をたくさん自動車に積んで清掃現場まで出かけます。
今年は連続して台風が来たり、休日ごとに雨風の強い日がありました。
そのため久しぶりに旧ランディング場についてみると、木の枝が山道を覆うように伸びていて、道脇の斜面からは雑草が2m近くまで成長して飛び出しています。
20名のメンバーが2時間ほど、それぞれの道具を使って雑草・雑木と格闘し、なんとか山道はきれいになりました。
最近は人がほとんど通らない山道となってしまったため、道脇の空き地・元の畑も大人の背の丈ほどの雑草が茂っています。
人が入らないと、すべてが原野化してしまう自然の力に怖さを感じました。

清掃の終了後はフライトしたいメンバーは山頂へシャトルで向かいます。
二度の台風で山道が崩れている箇所があり、いつものルートが使えず、大きく迂回して、それでも一部崩れている道を注意深く運転して山頂まで到着しました。

風は北風から無風の状態が続き、皆さん風待ちをし、無風か少しでも南風が入るとテイクオフしていきます。
天気予報では曇りから夕方は小雨の情報で、気温は17℃です。
雲が厚くて日照がほとんど望めないので、皆さん「ぶっ飛びだ」と言いつつも次々と空中へ飛び出していきます。

14時25分 無風に近い南風1mで私も全力で走ってキャノピーの広がりを身体に感じてテイクオフしました。
風がほとんどないため山の斜面の吹き上げ風も弱く、サーマル(熱上昇風)もありません。
少しでも機体が沈むのを避けるため、方向転換も体重移動だけで緩やかに行います。
直前に飛び出した練習生よりも高度を確保し、その練習生が着地したことを確認後にランディング上空に進み無事に着地。14分のフライトでした。


先月に1年のブランクを経てのフライトをして一か月、まだまだ緊張しながらフライトしています。

当日が入間航空祭の日と重なってしまい、今年は航空祭に行くことができませんでした。
前日に加治丘陵の散策の際に展望台に上ると、リハーサル中のブルーインパルスの演技飛行を一部見ることができました。

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ふれあいまつりの報告

ご報告がだいぶ遅れてしまいました。
麻布センターの「ふれあいまつり」は舞台でのリハーサル無しで、二日間の本番が行われました。
両日とも直前の大災害となった豪雨のあったのが信じられないほどの穏やかな日でした。
展示部門と体験コーナーは1階のエントランス・ロビーから2階の各室、廊下、地下のホール前のコーナーまでも使って、絵画、写真、手芸、陶芸、生け花、図書、工作、模擬店、が設けられ、多くの人が来場されました。
体験コーナーでは似顔絵、気功、おりがみ、茶道、体の成分測定、美容、リズム体操、着付けに皆さん笑顔で試みていました。また館内をめぐるクイズラリーには子供から大人までが一緒に楽しんでいました。
港区内にある外国大使館の展示・即売のコーナーもあり、工芸品からワイン、ウイスキー等の販売がありました。買いたいものがいくつもありましたが、我が家はそこから遠いので重たいものは無理とクッキー程度に抑えました。

演技部門は地下のホールで二日間が時間刻みで、日舞、演奏、太鼓、朗読、合唱、詩吟、ジャズバレー、介護予防体操、フラダンス、お遊戯 等々が演じられ、麻布警察署からは高齢者を狙う特殊詐欺の実録音を含めた講演がありました。ホールの最終演目では、童謡・唱歌を会場の皆さんで歌い笑顔のあふれるフィナーレと進みました。

リハーサルが出来なかったのでスケジュールが遅れるかと思いましたが、ほぼ予定通りに進みました。その大きな要因は、企画進行を担当する演劇市の方々が見事なチームワークで大道具・小道具をセットし、出演者も早め早めに待機するなどの協力体制があり、さらに舞台裏でのセット中の時間は進行役の方々が舞台そで、舞台前で出演者とのインタビュー、タイミングを合わせた語りなどが大きな力となりました。


麻布区民センターふれあいまつり 2019年
連続した台風、記録にないほどの豪雨と災害が続いている今年の秋ですが、笑顔は多くの人を幸せにすることを改めて感じています。

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「麻布区民センターふれあいまつり」のお知らせ

台風19号で犠牲になった皆様、被災された皆様に心からお悔やみ、お見舞い申し上げます。

そのような中で恐縮ながらのお知らせです。

「麻布区民センターふれあいまつり」が10月19日(土)、10月20日(日)に開催されます。
展示、演技、体験コーナーと盛りだくさんの楽しいイベントを準備しています。
この「ふれあいまつり」は区内の団体、グループが中心になって企画し、区民センターが支援している自主的な行事で、今回で32回目となります。

例年はその前週に出演団体の主だった人が麻布区民センターに集まって、模擬店の配置、大きな舞台を使ってのリハーサルが念入りに行われます。

今年もその予定でしたが、経験したことのない大型台風が関東を直撃する日となったため、リハーサルは事前に中止の決定がなされました。リハーサル予定の日はまさに交通機関の計画運休もあり、その決定は正解でした。

そのため今年はこれまでに経験がない、当日ぶっつけ本番の「ふれあいまつり」となります。
多くの出演団体、出店グループはこれまで何回か経験しているので大丈夫と思いますが、舞台の大道具、小道具のセット等では戸惑うこともあるのかなと想像しています。
進行の中では多少の混乱もあるかもしれません。
1週間前に台風の中心が通過した東京でのぶっつけ本番のイベントと思っていただければ幸いです。
https://www.kissport.or.jp/event_detail.php?eventid=00003211
麻布区民センターふれあいまつり 2019年

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台風一過

大型で勢力が強いままに日本列島に上陸した台風19号が大きな爪痕を残して離れていきました。
亡くなられた方、被災された方、いまも洪水の中にある方 テレビの画面を見るのがつらく感じることもあります。
被災された皆さま、ご家族の皆さまへ心からお悔やみ申し上げます。

今回のように台風が通過する範囲内に我が家が入ることは、これまでなかったので緊張した二日間を過ごしました。
物干し竿を固定し、庭にある諸々のものを片付け、あるいは紐で結わえて固定し、窓にもテープを張って台風対策をしました。
昨日の午前中に大雨特別警報の対象に私達の市も指定され、避難準備、そして避難勧告のエリアメールが入ってきました。
避難指定の施設は我が家よりも低い地域にある公民館で、傘もさせないほどの強い雨の中わざわざ低い場所へ向かう必要はないと考え、高台の自宅待機を選びました。

さすがに初めて経験する怖い程の強い雨です。午後からはキッチンの出窓の雨漏りが始まりました。幸いなことに出窓はシンクの延長でステンレスで覆われています。
これだけ強い雨が降っていたら普段の雨ではなんともないところでも雨漏りもあり得る、と割り切って水受けの器を並べて、台風の過ぎるのを待つことにしました。

21時30分を過ぎて台風の中心円の南西部に当地が入ると、強い雨ですが怖い程の量ではなくなり、弱くなる兆候が感じられます。
あとは吹き返しの強風にわが家が耐えられるかと思いつつ時間の進むのを待ちました。

今朝5時40分 東の空に太陽の赤い光が見えました。
家の中、家の周りを確認しても特に壊れたところはありません。
ホッとしていると、駅までの市道で一部がけ崩れが発生し通行止めになっているとの情報です。

午前中に加治丘陵を歩きました。
先日までは、紅葉の始まった葉が地面に落ちていた山道に風で折れた木の枝が散らばっています。
風は時々強く吹きます。

展望台から久しぶりに富士山が姿を見せ、東京方面には東京スカイツリーが見えます。
まさに台風一過の晴天です。

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少し緊張のフライト

10月1日、朝から晴れて穏やかな気候です。
起床して先日より続いている右下半身の痛みと痺れが発症後10日を過ぎて少しずつ回復しているのを感じます。
良いお天気で平日にエリアをオープンするとの情報がLineで入っています。
朝のストレッチの後に家の前を小走りしてみると、多少の痛みを感じるが走れます。
急遽パラグライダーの機材を自動車に積み込み出発しました。
仕事と勉強でスケジュールいっぱいの日々を送っていましたので、エリアに向かうのはほぼ1年ぶりです。
10時30分クラブハウスに到着、メンバーの方に挨拶すると、どのくらいの期間会っていなかったのだろうかと皆さんに驚かれました。

11時40分シャトルで山頂に到着すると風は0m~2mくらいの弱い南風です。
無風の時間が多いのでしばらく様子見をした後に、風に合わせて皆さんテイクオフしていきます。
私は久しぶりのため、時間をかけて機体、機材の点検を再度実施(先週の日曜日に家で点検、電池交換等をした)後に、テイクオフのためのセットをしました。
しかし風が変わって、無風~ -1mと風の条件が悪くて風待ちです。

12時35分南風1m~2mと弱い風が入ったタイミングでフロントスタイルで走ってテイクオフしました。
風が弱いため斜面吹き上げの風(リッヂ)は弱くて斜面沿いに飛んでもわずかしか揚がりません。
陽射しはありますが早い時間から29℃ほどに気温が上がっているために熱上昇風(サーマル)も弱くて高度を稼げません。
弱いながらも上がるポイントを探してフライトしますが飛んでいると徐々に下がります。
久しぶりなので感覚を戻すためには長く飛びたいと思いながらも、しばらく飛んでいないので無理は禁物とランディング場に向かいます。
着地に向けての高度処理は風が穏やかなことにも助けられ、以前の感覚で無事に着地、23分のフライトでした。

14時25分、南風3m弱の中を2度目のテイクオフをしました。
今回も気象状況は同じで、少し上がってはすぐに下がるフライトで徐々に高度を下げてランディング22分のフライトでした。

久しぶりのフライトのため、少し緊張しましたが、気持ちの良い仲間に迎えられて、穏やかな風の中で無事にパラグライダーに復帰できたうれしい1日でした。

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最近の加治丘陵

9月も最終日となりました。
これまで8月の試験に向けて後回しにしていた諸々のことを一気に処理しようとして動き回っていました。
あまりに体を酷使しすぎて、ここ1週間は右下半身が痛く痺れる症状が出て、通勤電車で立っている時と駅の階段の昇降時に痛みをこらえながらの状態になってしまいました。「過ぎたるは及ばざるごとし」の諺が当てはまっているかわかりませんが、頑張りすぎは良くないと実感しています。

長時間にわたり椅子に座っているのも痛いので、痛みと付き合いつつ加治丘陵を週二回ほど歩きました。
雨が多いので湿度が高くて霧がかかっているように見えるところがあります。
また、雲の切れ間から日が差し込んで光がシャワーのように見えるときもあります。

この時期はキノコがたくさん生えています。
木の切り株に生えたもの、林の中に生えているものいろいろなキノコがあります。
今年は小人の家と私が勝手に名付けている真っ赤なとんがり帽子のようにキノコを未だ見ていません。赤い色がきれいで毎年楽しみに見ているのですが何故か今年は見る機会がありません。


山仕事の広場といわれている原っぱは、今年から昆虫等の育成のために草を刈り取らず伸ばしたままの場所が設けられています。
その効果なのかわかりませんが、広場にはトンボと蝶々の数が例年より多くいます。小さなデジカメでは乱舞しているトンボを撮ることはできません。画面の中の白い塵のようなものがトンボです。


雨が多くて梅雨時のような湿った丘陵ですが、秋が確実に進んでいます。

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OBの漢詩を漢詩を楽しむ会

少し時間がたちましたが、雨が多い夏の日に同じ会社に勤めていたOBの中で漢詩・詩吟に興味がある人たちが集まる「漢詩を楽しむ会」が開かれました。
今年3月に集まって以来の4カ月ぶりで、元号が令和となって最初の集いです。
会社を引退後も皆さん大変お元気です。

今回は愛吼流、吟道紫水会、琥流朗誦会の三つの流派の人が参加しました。
詩吟は流派によってそれぞれ吟じ方が異なりますが、いつも練習を続けてている皆さんの吟は詩の内容を伝えてくれる素晴らしいものです。
今回は直前に奥伝試験に合格したお二人がいて、受験についてのお話もあり笑顔が続く会となりました。

第一部 発表吟
◇KWKさん
詩 「西郷南洲翁を弔う」 西道仙
詩吟の練習開始してまだ日数の少ない方ですが、練習熱心で節調を良くとられているていねいなぎんです。高音の部分の声がきれいで会を重ねるごとに成長を感じる吟者です。 

◇TKGさん 
俳句 「易水に ねぶか流る 寒さかな」 
詩  「易水送別」 駱賓王
「奥伝」の資格試験につい先日に合格された方です。
これまでは声量がありすぎて音が割れてしまうこともありましたが、声量をうまくコントロールして詩の意味を伝えるのを大切にしていることを感じられる吟です。

◇MSDさん
俳句 「松島や ああ松島や 松島や」
詩  「松島」 釋南山 
こちらも「奥伝」の資格試験につい先日に合格された方です。
受験の際は緊張したと話されていましたが、落ち着いた丁寧な吟でした。

◇AZM詩 「山中即事」 市村瓉次郎 
「奥伝」の資格をすでに取得されている方で、鍛えているきれいな声での吟を披露してくれました。

◇STOさん
詩 「太田道灌蓑を借るの図に題す」 詩 大槻盤渓
詩と唄とを組合せる歌謡吟で吟じられました。
長年吟じこまれている実力と吟の内容を深めるために調べた資料の説明もあり、詩吟に向かう真摯な姿勢を拝見しました。

◇HSDさん
短歌  「武士(もののふ)が詩歌の心受け止めし 里に小雨の 山吹の花」 
詩 「山吹の里」 角光嘯堂
広瀬淡窓の塾舎で漢学を学んだ、明治時代の文学博士角光嘯堂が太田道灌が蓑を借りようとした情景を詠んだ詩です。
その山吹が咲く雨の里を詠んだ自作の短歌とを組み合わせた吟です。

◇TKHさん
詩 「百忍の詩」 中江藤樹  
この度「奥伝」に合格した、TKGさん、MSDさんを指導されている師範の方です。お弟子さんの奥伝合格を祝う気持ちと慎み深き心(実るほど頭が下がる稲穂)の心を込めた吟です。
以前には詩吟には縁のなかったお弟子さんを奥伝(免許)まで育てられた師範の気持ちが良く表れている吟でした。

第二部 漢詩を楽しむ会
 今回は三人の師範クラスの方が先ほど詩吟の中であった、太田道灌の蓑を借りる情景、その人柄、関連する歴史と地域などについて資料を準備されていました。
お互い事前に打合せをしてはいないのですが、偶然にも同じ項目をテーマとして認識していました。
雨の降る日が多い今年の初夏から夏の日でしたので、雨と山吹の花が詩吟に親しんでいる人に伝わったのかなとお互いの話を支えあいながら詩・情景を楽しみました。
山吹の里
太田道灌と山吹伝説について概要を書いてある旅の案内があります。
http://youzantei.la.coocan.jp/mitisirube/yamabukidensetu.html

更に、漢詩の題によくある「図に題す」について幾つかの詩をあげつつ意味の説明等もあり内容の濃い会となりました。
楽しい吟友との集いは、あっと言う間に時間が過ぎてお開きの時間です。

外は幸いにも雨がやんでいます。
詩吟の話、尺八の話、会社の昔話 等々の楽しい懇親会へとつながりました。

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いるま「太鼓」セッション

9月8日(日)入間市の博物館の敷地内にある芝生の市民広場にたくさんの人々が集まり、 いるま「太鼓」セッション2019が開催されました。
いるま「太鼓」セッション 25周年記念_パンフレット
大きなステージが二つ(Aステージ、Bステージ)設置され、30を超える太鼓のグループが地元のケーブルテレビのアナウンサーの司会で次々に演奏します。
災害の復興支援を掲げて始まった太鼓セッションは今回で25周年になりました。
入間市、狭山市、川越市 等々の近隣の団体に加えて、今年も福島県から「相馬野馬追太鼓」、宮城県から「創作和太鼓 駒の会」の皆さんが参加されました。
いるま「太鼓」セッション2019 プログラム


私はオープニング直後とフィナーレの全団体出演「大地」の中で、5月から2週間に一回ずつ練習してきた仲間と篠笛の演奏で参加しました。
広場いっぱいに展開する各太鼓グループの演奏を見ながら壇上で吹く篠笛は、一年に一回の思いっきり音の広りを感じられる瞬間です。

8月末までは試験対策で個人としての練習時間がほとんど取れない状態でした。
A4版で6ページの楽譜を暗譜するために直前の数日間は、模範演奏をイヤフォンで聴きながら、ドレー、ソラドソラー、と口に出して記憶しました。
仲間の皆さんに助けられながら無事に演奏でき、台風接近中で快晴とにわか雨の日曜日の大きなイベントが終了しました。

いるま「太鼓」セッションのホームページはこちらです  

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