ＯＢの漢詩を楽しむ会 2018年3回目

同じ会社に勤めていたＯＢの中で漢詩・詩吟に興味がある人たちが集まる「漢詩を楽しむ会」が開かれました。
本年７月に集まって以来の４カ月ぶりで、今年の最終の集いです。

永年務めた会社を引退してからも第二の仕事、地域の活動等、忙しく皆さん「相変わらず時間が取れなくて」と言いながらもお元気な様子です。

詩吟は流派、会派がたくさんあり、今回は愛吼流、吟道紫水会、琥流朗誦会の三つの流派の人が参加しました。
今回はサークルの年一回の定期総会が予定よりも長引いたため、詩・作者・時代背景等々の詩に関連した解説の時間が取れず、吟の発表が中心となりました。

詩吟はそれぞれの流派によって吟じ方が異なりますが、日頃から練習を重ねて頑張っている皆さんの吟はどれも素晴らしいものです。

発表吟は次のものでした。

�ＭＳＤさん
俳句　「易水に　ねぶか流るる　寒さかな」
詩　　「易水送別」　駱賓王　

�ＴＫＧさん　　
詩　　「繰糸（静御前）」　頼山陽

�ＡＺＭさん
詩　　「山間秋夜」　眞山民

�ＳＮＤさん　　
詩　　「太田道灌蓑を借りるの図に題す」　　大槻盤渓

�ＳＴＯさん
詩　　「清明」　杜牧

�ＨＳＤさん
今様　「都はなれし平家人の瀬戸の海に沈みしが　山脈深くひそやかに伝えし雅のはかなさや」
詩　　「稗搗きの歌」　松口月城

�ＴＫＨさん
俳句　「易水に　ねぶか流るる　寒さかな」
詩　　「易水送別」　駱賓王　　

今年もあと一カ月少々となりました。
詩の中に漂う時の流れと人・心の移ろいを想い起こされるそれぞれの発表吟に詩吟の奥深さ感じました。
稗搗の郷　今様・詩・短歌・民謡